ポーランドでのヒマラヤ登山への関心の高まりがピークに達していた2014年、その時代を映すかのように登山家イェジ・ククチカJerzy Kukuczkaの姿を描いた映画『ユレクJurek』が公開されました。
イェジ・ククチカは史上2人目の8000m峰14座つまりヒマラヤ山脈及びカラコルム山脈登頂を成し遂げた人物です。冬季初登頂4座、新ルート登頂11座、アルプススタイルでは7座、単独登頂1座を含む驚異的な記録を打ち立てました。その業績に対し、銀のオリンピック・オーダーが贈られました。
2017年10月11日、東京都内で『ユレク』の上映会が行われ、この作品の監督であるパヴェウ・ヴィソチャンスキ(Paweł Wysoczański)監督もこの上映会に参加します。ククチコについては元『岩と雪』編集長の池田常道様の講演も予定しています。
この上映会は(公社)日本山岳・スポーツクライミング協会とポーランド広報文化センターの共催、後援は日本ヒマラヤ協会です。
2017年10月11日(水)
18:30〜21:00
国立オリンピック記念青少年総合センター
センター棟 部屋番号:311
東京都渋谷区代々木神園町3-1
当日プログラム
18:30-18:35 挨拶――ミロスワフ・ブワシチャック(ポーランド広報文化センター所長)
18:35-19:00 講演――池田常道(元『岩と雪』編集長)
19:00-20:15 ポーランド映画『ユレク』(2014)(日本語字幕付き)上映
20:15-21:00 講演と質疑応答――パヴェウ・ヴィソチャンスキ(映画監督)(日本語通訳付き)
21:00 閉会
入場無料
どうぞ奮ってご参加ください!
パヴェウ・ヴィソチャンスキ Paweł Wysoczański
1980年グウォグフ生まれ。カトヴィツェにあるシロンスク大学でラジオ・テレビ学部の監督科を卒業、クラクフのヤギェロン大学で映画教養学を修める。『視点(仮訳・以下同)/Punkt widzenia)』、『飛行法/Nauka latania』、『道の途中/W drodze』、 『いつか幸せになる/Kiedyś będziemy szczęśliwi』、『ユレク/Jurek』と入ったドキュメンタリー映画、フィクション映画を監督。マドリード、キエフ、ナポリ、クラクフ、ポズナン、ワルシャワ、ロサンジェルス、レイキャヴィク、バンクーバー、ブラティスラヴァ等受賞歴多数。ポーランド映画センターのエキスパート。